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【沖縄】沖縄フィールドワークに行ってきました。 [その他いろいろ]

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2月22日~23日に「歌舞団 沖縄フィールドワーク」に行ってきた。
1日目は、沖縄戦跡を中心にまわるため、レンタカーで南部へ。
まず、「糸数アブチラガマ」に入る。

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ガマとは、洞窟のこと。沖縄戦の際、多くの人がガマの中に逃げた。このアブチラガマにも当時600人以上の人で埋め尽くされていたそうだ。
平和ガイドの経験もある沖縄のスタッフが、説明してくれる。
一番危険なガマの入り口近くに、住民のエリア、奥のより安全なところが軍人エリアだった。
ひとりひとりが持ってきた懐中電灯を消してみる。目の前の自分の手も見えない闇。
しかし、当時を再現できないものがある。それは「におい」だという。

次に「沖縄県平和祈念資料館」をゆっくりとまわる。印象的だったのは、アジア各国でアジア・太平洋戦争がどう教科書に掲載されているかがわかる展示。「集団的自衛権」がもちだされる今こそ、みておきたい展示。
沖縄戦の体験を語った証言集も、ゆっくり読む。

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「平和の礎」。東京から来たメンバーの叔父さんが沖縄戦で亡くなったという。富山県の出身。探すとすぐに刻まれた名前が見つかった。20数万人ひとりひとりの名前が刻まれている意味をあらためて想う。
しかし、韓国・朝鮮の人たちの多くは、名前が刻まれていない。

2日目も晴天。読谷村にある「恨之碑」を訪れた。沖縄戦に強制動員され犠牲になった、元朝鮮人軍夫たちの慰霊のために建立された「恨之碑」。1999年に韓国の英陽(よんやん)に最初に建立され、その除幕式に参加したことは今でも鮮明に覚えている。緊張のなか、エイサーと歌を歌った。韓国のヨンヤンに建つ「恨之碑」と、海を越えて向かい合うように建っているそうだ。

読谷村から、北部へ。辺野古の海をのぞむ。ほんとに、どこまでも海底がみえるほどの澄んだ海。
ここを埋め立てて、新しい基地をつくるのか。そんなことは許さないという意思をはっきりとしめしたのが名護市長選の結果だ。
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辺野古の座りこみのテントで、お話を聞く。

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これを見ると、米軍基地がいかに沖縄の経済を圧迫しているのかがよくわかる。

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極東最大の空軍基地である嘉手納基地。
そして普天間基地へ。写真は普天間基地のオスプレイ。目の前にずらっと並ぶ。

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いま、歌舞団では「フクシマとオキナワをつなぐ」をテーマに、ミュージカルを制作しています。
このフィールドワークの経験を、ステージづくりに生かしていきます。
2日間の沖縄フィールドワーク、ガイド&運転手をしてくださった沖縄スタッフのみなさん、ありがとうございました。

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プリンス

http://www.youtube.com/watch?v=JO5jne1X9SA
by プリンス (2014-05-05 18:07) 

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